ダイヤモンドの持つ輝きについて

こだわりのダイヤモンド

お客様から頂戴しましたご質問の内容が非常に面白かったので少しこのブログご紹介します。

通販ショップ様でよく言われている「赤い火の光があるダイヤ」って?

なるほど、火の光ですか・・・ 残念ながら特にこれといった基準は無く、おそらく(というよりも間違いなく)自称の評価なんでしょうね。
少なからず宝石学の世界ではそんな規定や評価は一切ありません。

英国宝石学FGAで提唱するダイヤモンドの2つの輝き

私、池内の持っている資格の英国宝石学FGAではダイヤモンドには2つの輝きがあると教えています。

1.シンチレーション

見ている人の動きや、ダイヤモンドの瞬間的な動きの際に一瞬放たれる、閃光のような白いきらめく輝き。

2.ブリリアンス

クラウン面を通してみた場合、宝石が光を反射することにより生じる輝きの度合いのこと。

分かりやすく言えば… ダイヤモンドに入射された光が表面と内部で反射してラウンドブリリアントカットのクラウンと呼ばれる部分から反射が戻ってくる際の7色(虹色)のことを「ファイヤ」と呼び、 テーブル面に反射した表面反射や内部反射がテーブル面から戻ってきた光を「ブリリアンス」と呼んでます。

たぶん通販ショップで言っている「赤い火」とは… このブリリアンスの「ファイヤ」と呼ばれる7つの色のひとつを捉えてのお話かと思います。
赤色は赤色は七色(人間が可視的にとらえられる光の幅4 00nm~700nmの間)の中でも確か赤色は逆に人間の目がとらえやすい色なので、商品を売りやすくするための表現なのでしょう。
ですので、それだけをとってダイヤの善し悪しを語る事はできないと考えます。

カット評価が最高級(トリプルエクセレントなど)なものにはこの3つの光がバランスよく見えます。
もっと言えば「ラウンドブリリアントカット」はこの7色が最もバランスよく見えるようにカットされた、人類の英知とお呼べる理想的なカットなのです。
(このカットの角度を考えたのが数学者のマウセル・トルコウ スキー氏による考案が始まりになります。詳しくはまた後日別のご項目で説明します)

ただ、カットもすごく大事なんですが僕の見解ですけど、この7色に関しまして、いかにきれいに見れるかどうかはダイヤモンドの原石の質によってくると思います。(ダイヤモンドの産地ではなく、質です。)
料理でいえば、いかに見た目が美しく美味しいかみたいな感じです。

このブリリアンシーやシンチレーションなどのダイヤモンドから見られる光の作用はどうしても数値化できない評価のため、残念ながら鑑定書にはまったく評価されずダイヤモンドバイヤーの選美眼と選び抜く力量、経験側によってきます。

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